屋上緑化は、建築物の断熱性や景観の向上などを目的として、
屋根や屋上に植物を植え緑化すること。同様に、建物の外壁を緑化することを壁面緑化という。
屋上庭園や草に覆われた土屋根、ツタの絡まる壁をもつ建築物は各国で古くから存在し、
人々は先人の知恵としてその恩恵を受けてきた。
日本でも古来、夏にはヒョウタンやヘチマの緑陰で家屋に涼を呼ぶ習慣があり、
極寒の国では屋根に生やした草が断熱材となり寒さを防いだ。
その根源は自然と人間の共生に根ざすものである。